2016年7月25日

牛肉偽装問題の倉庫会社が復活したとの朗報

大手会社の牛肉偽装に倉庫が使われた

もう15年も前になりますが、ある病にかかった牛肉を食べると脳がやられる病気になる危険が指摘され、消費者をその病気から守るために、国が牛肉の廃棄を指示したことがありました。廃棄した牛肉の代金は国から、つまり税金から支払われます。大手の食品会社が倉庫でいろいろ不正な作業をして、本来支払われないはずの税金をまるまる受け取ろうとしたことがあります。それを見過ごせず、義憤にかられて告発したのがその倉庫会社の社長でした。

巻き添えで営業停止に

誰もが知っている有名ブランドの会社がそんな不正を、ということで世間は驚き、告発した社長は国民のヒーローでしたが、告発するまでは食品会社の指示通りに動いたとして、営業停止処分を受け、会社は倒産しました。まだ内部告発者保護法もできていなかった頃でした。会社の倒産を知って、心を痛めた国民も多かったでしょう。社長のご子息は大学をやめ、倒産後の父を助けて会社再建に向けて活動していました。澄んだ晴れやかな表情に感動しましたよ。

カンパが集まり会社再建

社長の姿勢には、ご子息だけでなく、当然多くの国民も賛同していたわけで、支援金が集まり、会社が再建されました。こうでなくちゃいけませんよね。大きな組織が一丸となって誤った方向に向かっている時、それを阻止しようとする人はひとりもいないことが普通なのに、自己犠牲を顧みず行動できた人なんですから。消費者団体も、社長の倉庫会社を使うように動いたようです。まだ偽装事件前の状態にまでは戻っていませんが、再建できているのは朗報ですね。

物流とは物の流れを指し、生産者から消費者へ商品が納品されるまでの輸送や保管、荷役などの工程が含まれます。